皮膚にできるいぼは、ウイルス感染によって引き起こされるもので、放置しておくと自然に消えることもありますが、放置すると周囲の皮膚にも感染が広がってしまうことがあります。そこで、いぼの治療法として一般的に用いられるのが、冷凍治療法です。
治療法
液体窒素を使っていぼを凍結することにより、ウイルス性イボを治療します。治療の手順は、まず医師がいぼの大きさや数を確認し、凍結する部位を決定します。次に、液体窒素を含んだ綿棒やスプレーを使って、いぼを凍結します。凍ったいぼは、白くなり、硬くなります。
凍結後
いぼの周囲が赤く腫れたり、痛みを感じることがありますが、これは正常な反応です。また水疱や血豆になることもあります。数日後には、凍結した部分が痂皮(かさぶた)となることもあります。経験的に痂疲になる場合の方が効果が高い印象です。いぼが大きい場合や、複数のいぼがある場合には、数か月以上の治療が必要な場合があります。
ウイルス性イボの凍結治療は、痛みを伴うことが一番の欠点ですが、効果が最も期待できる治療でもあります。痛みに弱い患者様は、医師にその旨を相談お願いします。
以上が、冷凍治療法についての説明です。ただし、いぼの種類や大きさ、場所によっては、他の治療法が選択されることもあります。皮膚科専門医の診断を受け、適切な治療法を選択することが大切です。
ウイルス性いぼについて詳しくはこちらをクリックしてください
いぼ
2023/04/07