ミノキシジル錠とは?

ミノキシジルは、発毛を促す医薬品として世界中で使用されている治療薬です。もともとは高血圧の治療薬として開発されましたが、発毛効果が認められ、現在ではAGA(男性型脱毛症)治療薬として広く用いられています。
外用タイプ(塗るタイプ)も有名ですが、内服タイプ(ミノキシジル錠)は、体の内側から作用し、より強力に毛根へ働きかけることができます。

フィナステリド・デュタステリドとの違い

特徴ミノキシジル錠フィナステリド/デュタステリド
主な作用発毛を「促す」薄毛の進行を「抑える」
効果を感じるまで約3〜6ヶ月約3〜6ヶ月
作用部位血流改善、毛母細胞の活性化などDHT(ジヒドロテストステロン)の産生抑制
用法1日1回 内服1日1回 内服
多毛症の可能性ありなし(むしろ体毛が薄くなることも)

併用することで「進行抑制+発毛促進」の相乗効果が期待できます。

ミノキシジル錠の発毛効果

海外を含む複数の臨床研究で、内服ミノキシジルは明確な発毛効果を示しています。

  • 男性女性ともに約80%以上が改善を実感
  • 外用薬に反応が乏しかった方でも、内服により太く強い毛が生えてくるケースが多数
  • 生え際や頭頂部にも効果あり

※継続がカギとなるため、少なくとも半年間の服用を推奨しています。

どのようにして効く?

ミノキシジルが発毛を促す理由は、以下のような複合的なメカニズムによると考えられていますが、まだ十分に解明されていません。

  • 毛包の血流を増やす(血管拡張作用)
  • 成長因子(VEGF)の分泌を促すことで毛乳頭周囲の環境を整える
  • 毛周期を整え、休止期→成長期への移行を促す
  • 毛母細胞の活性化による髪の成長促進

つまり、「新たに毛が生えやすい状態」を内側から作り出します。

副作用について

ミノキシジル錠は医療用医薬品であり、まれに以下のような副作用が起こることがあります。

主な副作用説明
むくみ血管拡張作用により、一時的に手足や顔のむくみが生じることがあります
動悸・息切れ心拍数の変化が一時的に起こることがあります。症状が強い場合は服用を中止
多毛症額・腕・背中などの体毛が濃くなる場合があります(発毛のサインでもあります)
初期脱毛服用開始1〜2ヶ月で一時的に抜け毛が増えることがあります(毛周期の移行)
肝機能の軽度変動ごくまれに肝酵素値の上昇がみられることがあります(定期的な血液検査を推奨)

重大な副作用は非常にまれですが、持病がある方は事前にご相談ください。

こんな方におすすめ

  • 外用ミノキシジルで効果がなかった
  • 本気で発毛を目指したい
  • 生え際の後退を止めたい
  • 毎日の塗布が面倒
  • 薄毛を人に知られず治療したい(内服なら目立ちません)

当院での治療の流れ

1.初診・診察
2.血圧・既往歴確認。採血検査
3.ミノキシジル錠処方

※採血は初回および年1回。健康診断など3か月以内の採血結果を持参いただいた場合は、採血が不要な場合があります。

料金について

薬剤名用量価格(税込)
ミノキシジル 5mg錠30日分¥5,500
ミノキシジル 2.5mg錠30日分¥4,400

※診察料は相談のみ500円、処方があった場合 無料。
※採血が初回および年1回必要です。採血料金2,200円。健康診断など3か月以内の採血結果を持参いただいた場合は、採血が不要な場合があります。

最後に

「今ある髪を守る」だけでは、ほんとうの自分を取り戻すには足りないかもしれません。だからこそ、“攻める治療”であるミノキシジルタブレットを、あなたにご提案します。髪が増えることで、鏡を見るのが楽しみになる。人と会うことが億劫じゃなくなる。自分の姿に、ちょっと誇りを持てるようになる。そうやって少しずつ、自信が芽生え、心が軽くなり、笑顔が自然にこぼれるようになる。髪の変化は、見た目だけの話ではありません。自分を好きになれること。新しいことに一歩踏み出す勇気が持てること。それが、プライベートにも、仕事にも、人生そのものにも、思いがけない追い風を吹かせてくれます。私たちは、あなたの「変わりたい」という気持ちに、心から寄り添い、全力で応援します。